自分の満足いく1着に出会えた振袖選び

一目惚れの振袖を買ってもらいました。

2020年12月18日 10時32分


成人式で、振袖は着ると思っていしました。ですが、私たち双子は、「着る」とは思っていても、買うのか、連絡するのか、母が持っているものを着るのか、
両親がどう思っているのかわかりませんでした。
買うにしても2人分だから、安くはない振袖を2着も買うことになり、また帯や小物類も必要です。
買い物に行ったときに、呉服屋さんで振袖のカタログをもらってきて、やっぱり赤が良いなあとか、黄色も可愛いよとか話していた姉妹を両親はどう思っていたのか、
わかりません。

あるとき、お墓参りの帰りに両親と私たちの4人で、近くのデパートに入りました。
そのデパートに呉服屋さんがあるのは知っていて、見るだけ見てみようという話になり、みんなで見に行きました。
そのお店は、モデルさんが着用したものや展示品など、いわゆる新古品を販売しているお店でした。
そこに展示してあった1着が私が一目惚れした振袖です。全体が黒の絞りで、裾に紅白の梅の花の模様、上半分の模様は胸元に2,3輪梅の花の模様がありました。
衣文掛での展示ではなく、半分に畳んだ状態で掛けてあり全体が見えたわけではありませんでしたが、すぐにこれが良い!と思いました。

両親も私の好みがわかっているので、私が気に入ったことに気付いたようです。その場で羽織らせてもらい、私の中では、これにする!と勝手に決めていました。
値段もやはり新品で購入するものの半額くらいの値段だったと思います。すると母は、おじいちゃん、おばあちゃんが2人のために援助してくれるって言ってくれてるから
気に入ったものを選びなさいと言ってくれたのです。
いつからそのつもりだったのかわかりませんが、こうして無事に私たち双子は新品同様の振袖を買ってもらいました。

帯は、そのお店にはなかったので、後日ネットで探し、こちらも新古品を安く購入できました。
成人式の着付けは、母がやってくれました。着付けの本を読んだり、ご近所さんの着付けができるおばさんにアドバイスをもらいながら一生懸命やってくれました。
当日、2人とも髪の毛のセットも着付けも無事に終わり、家族で記念撮影をしました。
式の会場となる出身中学校までは父の車で送ってもらい、会場では懐かしい友人たちと再会し、写真を撮ったり、連絡先を交換したり、
夕食を食べに行く約束をしたりしました。

みんなの振袖もチェックしましたが、全身絞りの振袖なんで私だけでしたし、私の振袖が一番きれいだと本気で思いました。
式も終わり、家へ帰って、同居していた祖母と写真を撮りました。祖母は感激してくれ、きれいだねと何度も言ってくれました。
その時の写真の祖母の笑顔が本当に素敵で、見返すとこちらまで嬉しくなります。